医療法人社団踏青会 小池病院 新築工事
病院
急性期病棟
八千代市小池
鉄筋コンクリート造平屋
延床面積 1023平方メートル
26床
2009年
既存療養病棟に増築した平屋建て26床の精神科急性期病棟である。初期入院時の救急治療から始まり後期の退院前の比較的安定した治療まで幅の広い治療を行うために、手厚い医療と看護が求められている。
患者さんの初期症状に対応する為には、建物は安全のために施設的な環境となりがちであるが、退院前には普通の日常生活を行う事ができる家庭的な環境でなければならない。
「開放的で明るく生活感があるが、安全で安心できる快適な治療空間」をテーマとして、この相反する要求に応えるようにした。
病棟は、患者さんの症状により3段階にエリアを2つのエリアにはそれぞれ食堂や浴室が設けられ区画した病棟を構成する事ができる。
各エリアは2カ所の中庭を中心に配置され、比較的安定した症状のエリアでは食堂に面した中庭を利用することもできる。
更に、症状によるエリア分けの他に男女により病棟を2分割することにも対応できるようになっている。